
公たろーこんにちは、公たろー( @twolook23 )です。
宅建業法の勉強を進めていくと、ついにやってくるのが「報酬の制限」。そう、みんなが大好きな(?)仲介手数料の計算の分野です!



「ただでさえ計算が苦手なのに、ルールが多すぎて訳が分からなくなる…」



「筆算なんていつ以来か分からない!」
その気持ち、めちゃくちゃ分かります。ぼく自身、計算は大の苦手です。
でも、ぼくの基本スタンスは「問題を解いて分からない部分(弱点)をあぶり出し、そこを地道に潰すこと」。そして、「仕組みを理解して暗記する箇所を減らすこと」です。
実はこの分野、賃貸営業のぼくとしては、普段お客さんから一番よく質問されるリアルな実務の話でもあります。
今回は、独学でもパッと頭が整理できるように、ひっかけパターンと計算のコツをどこよりも分かりやすく解説します!
- 「3%+6万円」の公式は知っているけれど、消費税の計算でいつも迷う人
- 「居住用建物」と「それ以外(店舗・事務所など)」のルールの違いが混ざる人
- 実務でも役立つ「仲介手数料の正しい仕組み」をスッキリ理解したい人
- 🏢 不動産会社勤務(賃貸営業)|実務経験を活かしたリアルな情報を発信
- 👨👩👧👦 2児の父(4歳と2歳)|仕事・育児と両立しながら独学で資格勉強
- 🏆 保有資格:
- 📝 現在の目標: 簿記2級の合格に向けて勉強中!
1. 報酬計算のスタートライン:まずは「税抜き」に直す!


計算問題が出たら、数式に数字をあてはめる前に「代金を税抜き金額に直す」。これが鉄則であり、最初のあぶり出しポイントです。
ここを忘れると、どれだけ公式が合っていても一発で不合格(バツ)になります。
- 土地: そもそも非課税なので、そのままの数字でOK!(例:3,000万円の土地=3,000万円)
- 建物: 課税されるので、「÷1.1」をして税抜きにします。(例:2,200万円の建物=2,000万円に直す)
- 交換の場合: 2つの物件の価格に差があるときは、「高い方の価格(税抜き)」を基準にします。
2. 売買・交換の報酬制限:「3%+6万円」の仕組み


税抜き価格を出したら、いよいよ公式(速算法)の出番です。試験で狙われる400万円超の物件は、以下の式で上限を出します。
(売買代金×3% + 6万円)×消費税
ここで、独学者が一番混乱するのが最後の「消費税(1.1 または 1.04)」のかけ算です。
💬 ぼくの視点(理解のコツ)
「なんで最後にまた消費税をかけるの?」と思いますよね。
最初の「売買代金」から引いたのは「物件の消費税」。最後の最後にかけるのは「不動産屋がもらう手数料に対する消費税」なんです。別物なので、最後にお店の消費税(課税業者なら1.1、免税業者なら1.04)をかけるのを忘れないでくださいね!
- 「媒介」の場合: 上記の式で出た「$x$」が、依頼者1人からもらえる上限です。
- 「代理」の場合: 最大で「$2x$(媒介の2倍)」までもらえます。ただし、相手方からも貰う場合、両方合わせて「$2x$」を超えてはいけません。
💡 知っておきたい「低廉な空き家」特例
400万円以下の安い空き家などを売買・交換する場合、現地調査の費用がかさむため、売主の依頼者に限り「通常の報酬+現地調査等の費用(あらかじめ合意が必要)」として、最大18万円(+消費税)まで請求できるようになりました。
※ただし、買主側からは通常通りの上限しか貰えないので注意してください!
3. 貸借(賃貸)の報酬制限:実務のリアルと試験の罠


賃貸のルールは、ぼくたち賃貸営業の主戦場です。試験では「居住用」か「それ以外」かでガラリとルールが変わります。
基本ルール
- 貸借の報酬は、誰からいくら貰おうが、合計で「家賃1か月分+消費税」が絶対的な天井です。これを超えたら一発アウト。
- 原則として、お互いから貰う特約(承諾)がない限り、貸主・借主からそれぞれ「0.5か月分ずつ」もらうのがルールです。
① 居住用建物の罠(超重要!)
「借主から1か月分もらう」ためには、「媒介の依頼を受けるまで」に借主の承諾を得ていなければなりません。



💬 ぼくの視点(賃貸営業のリアル)
ネットやSNSで「仲介手数料は法律で半月分って決まってますよね?」と言われるお客様がたまにいらっしゃいます。
確かに原則は0.5ヶ月分ですが、実務ではお部屋の申し込み(=媒介の依頼)をいただく前に「うちは1か月分いただきます」という承諾書を丁寧に説明していただいているケースがほとんどです。
試験でも「いつまでに承諾が必要か(=媒介の依頼を受けるまで)」がめちゃくちゃ狙われます!
② 居住用建物「以外」(店舗・事務所など)
店舗や事務所などの場合は、事前の承諾がなくても、合計が1か月分以内であれば、貸主から1か月分もらおうが、借主から1か月分もらおうが割合は自由です。
さらに、「権利金(返ってこないお金)」の授受がある場合は、それを「売買代金」とみなして売買の公式(3%+6万円)で計算し、「賃料ベース」と「権利金ベース」の高い方を上限にできるという裏技が使えます。
4. まとめ:ルールを整理して、分からない部分をあぶり出そう!


ただでさえハードルが高い計算問題ですが、こうして仕組みを紐解いていくと、パズルのように整理されてきませんか?
間違えた問題に出会ったら、「どこで引っかかったのか(建物の税抜き忘れか、最後の消費税忘れか、居住用のタイミングか)」をあぶり出して、このまとめを振り返ってみてください。
- 売買のチェックポイント: 代理なら2倍、土地は非課税、建物は税抜き、交換は高い方!
- 貸借のチェックポイント: 合計1か月分、居住用は「依頼を受けるまで」の承諾で1か月分OK、権利金は売買みなし!
一歩ずつ、苦手を楽しい得意に変えていきましょう!
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